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大数の法則と中心極限定理

大数の法則(Law of Large Numbers)

事象 $A$ が確率 $p$ で発生するとする。このとき、試行回数 $n$ を限りなく増やしていくと、観測された事象の頻度は $p$ に収束する。
異なる2つの定義が存在する。

大数の弱法則(by ベルヌーイ)
\(\lim_{n\to\infty}P(|\bar{X_n}-\mu|>\epsilon)=0\)

大数の強法則(by ボレル, コルモゴロフ)
\(P(\lim_{n\to\infty}\bar{X_n}=\mu)=1\)

中心極限定理(Central Limmit Theorem)

母集団によらず、和 $X_1+X_2+\dots+X_n$ の確率分布の形は、$n\rightarrow\infty$ のとき大略正規分布と見做せる。すなわち
\(\begin{align} S_n=X_1+X_2+\dots+X_n\approx N(n\mu,n\sigma^2) \\ \bar{X}=(X_1+X_2+\dots+X_n)/n\approx N(\mu, \sigma^2/n) \end{align}\)

ただし、$\mu, \sigma^2$ は母集団の平均・分散

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