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入力記号・出力記号を $X,Y\in{0,1}$ とする。入力記号の出現確率を
\[\begin{align} P_X(0) &= q \\ P_X(1) &= 1-q \end{align}\]とおけば、$T$ の通信路容量は $C(p) = \max_{0\leq q\leq 1} I(X;Y)$ となる。微分法を使う場合、
という手順になる。この方法が一番厳密であるが、計算量が多いため時間内に解き終わるのが難しい。
では、どうすれば問題を解くことができるか。問題設定をもう一度読み直してみると、通信路の対称性より、$p=0,1,\frac{1}{2}$ あたりが答えになりそうとわかる。
ここで、通信路容量の定義より必ず $C\geq0$ が成り立つ。実際に $p=1/2$ のとき、$C=0$ となるので、(1) の答えはこれである。
(2) は、
が成り立つことから、相互情報量を $p$ について最大化した後、$q$ について最大化した値が答えとなる。$p$ に関する最大化は定性的に解くことができるので、この方針は比較的簡単である。
(1)(2) 各25点、50点満点
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例えば入力に関する対称通信路では相互情報量 $I(X;Y)$ が小さくなる…はず ↩